漫才 「オシャレな幽霊」
A「どうも~よろしくお願いします~!」
B「お願いしま~す!」
A「あのね~、時代というのはね!本当にどんどん変わっていきますねえ」
B「うん、うん」
A「え~!!得にね!コンピューター!!ええ!これはもうホントに怖いんですよ!」
B「はあ」
A「反応悪いなあ!!マグロかよ!中トロかよ!分かってますか?コンピューターの進化のスピードを!!ものすごい早いんですよ!」
B「うん、うん」
A「コンピューターの1番恐ろしい部分はそこなんですよ!!いいですか?進化のスピードがムチャクチャ早いってことなんですよ!ここをね!理解してない人が多い!!私はそれに対して怒っていますよ!!」
B「そんなに言うけど、進化のスピードが早いと何が起きるの?」
A「え!?」
B「だから、進化のスピードが早いのは分かったけど、それで何が起きるの?」
A「分かんねえ」
B「はあ?!お前が今コンピューターがどうのこうの言ってたじゃねえか!!」
A「さっぱり分かんねえ!俺じゃなくてもっと頭良い人に聞いて!」
B「手足しばって東京湾に落とすぞ!!」
A「オッケー!東京湾ならいいよ!」
B「ww東京湾ならいいのかよ?!」
A「この時期の東京湾は沈むにはもってこいだからね!」
B「っち!じゃあ望み通り沈めたらあ!」
A「いいけど!この漫才が終わってからにしてね!まあそれはそうと、突然なんだけど!心霊スポットに行きたいんですよ!」
B「はいはい」
A「あなたは霊感とかありますか!?」
B「いやあ~、全然ないです」
A「そうでしょうねえ!そんな感じの髪型してるもん!」
B「、、、じゃああなたは霊感とかあるんですか?」
A「はっ!!僕はもうすごいですよ!霊体験たくさんしてますからね!僕の行く場所が心霊スポットになりますからね!ディズニーランドだって、どのアトラクションも全部ホーンテッドマンションですよ!!」
B「おお!!じゃあそんなに言うなら今までどんな体験したの?」
A「ああ~!!アレはねえ、代官山のちょっと隠れ家的なね、看板とか無くてマンションの1部屋が店になってるタイプのバーで、見た幽霊が居ますね!!」
B「オシャレだなあ~!そんなとこで幽霊見たの?」
A「そうそう、あの~俺はその日、日本初上陸のフランスで人気の、アーティストの個展を見た帰りに、ちょっと1杯だけ飲もうかなあ~って立ち寄ったのね」
B「オシャレだなあ~!お前もオシャレだわ」
A「それでね!まあ~、店の中もさ、すごいシンプルな内装でね、ちょっと薄暗くて、明かりが少ないんですよ、でまあ店内も掃除してる男の子がいるんだけど、その子もまた格好いいのよ!
B「あ~、オシャレな店って、オシャレな店員がいるよね!」
A「そうそう!髪の毛もスッキリして短髪なんだけど、ちょっと毛先にパーマかけてね、背も高くて小顔でさ!ファッションも良い感じなのよ~!モード寄りのアイテムを選んでるんだけど、シンプルなコーデに見えるんだよね!」
B「ほ~!オシャレだなあ~」
A「それでさ、お会計しようと思って、その男の子呼んでさ、お会計お願いしますって言ったら、あ、僕店員じゃないんですよ~ってなって、その子幽霊だったんです」
B「オシャレな幽霊だな!ごちそうさまです!」